前回に続きラグマスのお話、接続テストに参加してみました。
 ROをそれらしく現代的にスマホ向けにリメイクしていますね。
 私はスマホだと他にやっているゲームはどうぶつの森ポケットキャンプ(ポケ森)くらいですが、触ってみて思ったことを書き連ねようと思います。
●プレイ感とプレイスタイルについて

 ①OFF状態からの復帰について
 私の主な勤務地と自宅の往復は電波が切れるタイミングがあるため、ちょくちょく切断が発生しました。
 長めの切断が発生するとタイトル画面まで戻されますが、再ログインはROでもやって欲しいくらいにはしやすく(パスワードとキャラクターパスワードの入力がないので)、短時間の切断であればゲーム画面から戻らずに復帰できます。
 ただし、画面OFFからの復帰時や切断からの復帰時は、他のプレイヤーやモンスターなど情報を読むための待ち時間が数秒あり、それが確認されるまで入力はできて動くけど戻されるという感じの挙動になり、それが発生しているのかどうか確認するのに開いてから数秒立ち尽くす必要があり、テンポが宜しくないです。
 数分程度のブレイクより多少は時間が取れる通信が安定した場所でのプレイが推奨されそうな感じなので、スマホゲームよりROとの時間の取り合いになりそうです。

 ②操作の単純化について
 スマホはパソコンほど入力デバイスの入力選択肢がなく、『引き算』によって単純化していかないと煩雑になりすぎてプレイヤーを呼び込み辛くなりますので、PC版そのままのスキル構成とプレイスタイルを再現することはできません。
 例えばラグマスは速度増加がブレッシングのオプションになったりとスキルの単純化、自動使用スキルという機能により操作が簡単になっています。

 ②-1 自動ターゲッティング
 アコライトはホーリーライトがクエストスキルではなく普通のスキルとしてあり、これをタップすると近くのモンスターを自動的にターゲッティングして叩くので、ちまちまとモンスターをタップしてからスキルをタップしなくても良い反面、jROでは忌避されていた横殴りが頻発するためもう横殴りなんて気にしてる場合ではない感じです。
 横殴りがどうの言うのは(元)ROプレイヤーくらいだとは言われていますがどうなんでしょうね?

 ②-2 自動使用スキル
 自動使用のスキルについては、設定する項目によっては公式機能でBOTみたいなことができてしまうので、BOTに悩まされてきたROプレイヤーの中には拒否反応がある人も居るかもしれませんが、忙しい人が多い昨今においてはレベル上げなどの作業を省略したい人も多いだろうなというのもあるので、如何ともしがたい感じなのかなと思います。
 不正なツールを使用して特定の人達が利益を得る状況よりかは、誰もが行えた方が公平感があるかもしれませんね。

 ②-3 マップ内移動
 マップを開いてタップすることでマップ内の目的地(主にクエストの目印やマップ移動のポータル)まで移動してくれるのも割と便利…ですが、正確にタップしたつもりでも微妙にずれるので、マップで1回タップして目的地付近で止まったことを確認してから画面でもう1回タップという、若干テンポの悪さを感じます。
 あと、マップ内移動をしていると分かりますが、マップ内の位置によってそれ用にカメラの角度が変わるようになっていますので、画面で特定の方向にドラッグを入れっぱなしにして直接移動を行なおうとすると方向ズレが起きるため、長距離の移動については基本マップで行うことになります。
 マップは画面の何割か持って行くので景色を堪能している余裕がないかもしれません。

 ③クエスト
 クエストの量が多くそれぞれ色々と報酬があるので、恐らくちょっとしたブレイクや移動中にスマホで操作するプレイヤーが遊ぶ場合は、クエストメインになるのではないかと思います。
 次にどこに向かえばよいかの目印もありプレイしやすいですが、ROプレイヤーの中にはクエスト嫌いの方もいらっしゃるのでクエスト嫌いには勧められないかも?
 クエストの最中にOFF状態が発生するとタイミングによっては進行が一部戻されることもあるので、クエストを走り切るか適切なタイミングでの中断が必要になってきます。

●オススメできそうなプレイヤーについて

 Tree of Savior(ToS)にROを求めたプレイヤー
 ToSを触ったことがある方はプレイ感がToSに似ているという感想が出そうですが、ほぼパターン化されたオンラインRPGは大体こんな感じですね。
 ToSについては作者がキム・ハッキュ率いるIMC GamesでROの精神的続編と称していたことから、ROを期待していたユーザーは多かったと思われますが、ROっぽさで言えば関わっている期間の長い人達によるプロデュースしたシリーズの方が、当たり前ですがそれらしくなりますよね。
 ToSをプレイしたことはあって、特にグラフィック等は好みでROもこのようなグラフィックのリニューアルが欲しいなと思っていました、それが精神的ではなく直接的なシリーズで実現されているのであれば、これは選択肢として良いのではと思います。

 ②Emil Chronicle Online(ECO)の元プレイヤー
 ECOがサービス終了する際、難民の受け入れ先はどこが適切かという話がありました。
 RO移住キャンペーンなども行われましたが、ECOもまた代替の選択肢が限られるゲームであって、ROはちょっと違うんじゃないのかなと正直思ってはいました。
 私はECOプレイヤーではないですが、ECOプレイヤーの知人達の話によればECOっぽいそうですし、言われてみると確かに私のECOのイメージに近い気がします。

 ③ROで最近の前線ではない人(引退者含む)
 最近のROは無詠唱、無スキルディレイ、カンスト級の威力強化などによるサクッとMDボス撃破が普通になっており、接続テストでプレイした感じからするとプレイスタイルが違ってくるので、最近の前線のプレイ感が好きなプレイヤーには向かないのではないかと思います。
 逆にβなどの時期に延々雑魚狩りをしていた人等には向いているかもと思います。

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 簡単ではありますが、以上現役ライト層のROプレイヤーの感想でした。
 正式サービスが開始した際にはどうするかですが、本腰を入れない程度に触ることはあるかもしれませんが、ROの代わりにやるかどうかについてはRO側の状況次第かなぁ。